福井県 :武家屋敷・家老屋敷

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武家屋敷・歴史・観光・見所
【概 要】−福井県は江戸時代丸岡藩、福井藩、勝山藩、大野藩、鯖江藩、敦賀藩(鞠山藩)、小浜藩が存在し多くが城下町、陣屋町として周辺地域の中心となり現在の市街地を形成しています。多くが市街化した為、武家町の雰囲気を残している町は少ないですが大野藩の城下町には上級武家屋敷の流れを汲む旧内山家住宅が残る他、旧武家屋敷と思われる建物も散見出来ます。鯖江の植田家住宅の長屋門は家老職だった事もあり規模の大きい建物で格式が感じられます。小浜も城下町でしたが旧遊郭だった小浜西組の町並みの方が有名で重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

【大野市】−大野市は大野城の城下町として発展した町です。旧内山家住宅大野城は戦国時代に織田信長の家臣である金森長近が越前一向一揆平定の功により越前国大野郡3万石が与えられ築かれました。天正10年(1582)、本能寺の変で織田信長が倒れると豊臣秀吉と柴田勝家との対立が激化、長近は勝家の与力大名だった為、天正11年(1583)の「賤ヶ岳の戦い」にも勝家方として参陣しますが、先陣の佐久間盛政が敗れると戦線を離脱し大野城に引きこもり、勝家の自刃を持って秀吉に降伏しています。その後は秀吉に臣従し天正13年(1585)には飛弾高山城(岐阜県高山市)に加増移封になっています。文禄元年(1592)に城主になった織田秀雄は織田信長の次男である織田信雄の長男で秀吉から5万石を与えられた事から慶長5年(1600)の関ヶ原の戦いで西軍として行動し改易、代わって福井藩に入封した結城秀康(徳川家康の2男)の家臣、土屋昌雄が城代として大野城に配されます。旧内山家住宅福井藩2代藩主松平忠直は慶長20年(1615)の大坂の陣で功を挙げたものの恩賞が少なく、それ以降、度々奇行、乱行が行われ元和9年(1623)に豊後府内藩(大分県大分市)に身柄が預けられます。寛永元年(1624)、松平直政(結城秀康の3男)が入封し、越前大野藩を立藩、大野城には藩庁、藩主居館が置かれます。大野城は山城だった為、麓に藩庁と藩主居館が設けられ、三之丸に家老屋敷、外丸に上級、中級武家屋敷、城下の出入口に下級武家屋敷、足軽武家屋敷が配されました。城下町の中心は町人町でその外側に寺町を配して防衛ラインとしています。大野城下は近代的な開発が比較的緩かった為、随所に往時の町並みが残され、旧外丸周辺では武家屋敷の遺構も見られ武家町の雰囲気が残されています。

【小浜市】−小浜市は小浜城の城下町として発展した町です。小浜城は慶長6年(1601)、初代小浜藩主京極高次が築城を開始し藩庁、藩主居館が設けられました。中世には後瀬山城に若狭国の守護所が設けられ、軍事、行政の中心を成していましたが、山城であった事から不便で特に行政や経済面では不利だった為、平地に新城を築城しました。寛永11年(1634)に2代藩主京極忠高が松江城(島根県松江市)に移封になると酒井忠勝が12万3千石で入封し、引続き、小浜城の整備、拡張が続けられ寛永19年(1641)にようやく完成しています。その後、酒井氏が城主を歴任して明治維新を迎え、明治4年(1671)の廃藩置県により小浜藩が廃藩となり小浜城も廃城となっています。小浜城は南川と北川の三角州に築かれた為、往時はその領域に家老屋敷が設けられていましたが、川の付け替え工事により消滅し本丸周囲の石垣のみが残されています。大きく城の南側に町割された竹原侍町には上級、中級武家屋敷、北側に町割された西津侍町には下級武家屋敷、さらに外側に足軽屋敷が配されました。武家町と町人町は明確に分けられ竹原侍町の川を挟んだ南側に町人町が町割されました。旧武家町は川の付け替え工事が影響しかなり改変されたと思われます。

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武家屋敷・家老屋敷(現存)一覧表

 福井県:武家屋敷一覧
市町村 名称 建築年 概要 主要遺構 備考
大野市へはこちら 大野市 旧内山家住宅 明治15年 家老職、上級武家屋敷を踏襲 主屋・書院
  大野市 田村又左衛門家 文政10年後 農家を武家屋敷に改築 主屋・庭園 市指定
鯖江市へはこちら 鯖江市 植田家住宅 享保16年 鯖江藩家老屋敷 長屋門 市指定
             
             
武家屋敷(ホーム)

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